辨 |
センボンヤリ属 Leibnitzia(大丁草 dàdīngcăo 屬)には、アジア・北米太平洋岸に6種がある。
センボンヤリ(ムラサキタンポポ) L. anandria(大丁草) 『中国雑草原色図鑑』252
L. nepalensis(尼泊爾大丁草・彎苞大丁草) 雲南・チベット・ヒマラヤ産
L. ruficoma(紅纓大丁草) 四川・雲南・チベット・ヒマラヤ産
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キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。 |
訓 |
和名は、秋に閉鎖花をつける姿から。 |
小野蘭山『本草綱目啓蒙』23(1806)蒲公英の条に、「一種ムラサキタンポポト呼アリ、一名ヤリグサ勢州 センボンヤリ加州」と。 |
説 |
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・臺灣・中国・モンゴリア・極東ロシア・シベリアに分布。 |
春は、白い舌状花を持つ花をつけ、秋には閉鎖花をつける。 |
誌 |
中国では、春の開花前の全草を採集し、薬用にする。『全國中草藥匯編 上』pp.48-49 |